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第2回もろやまトレイルラン -後編- [トレイルランニング]

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まだ1/3しか走っていない。

だけどこの疲労感って何だ?

第2エイドを後にしながら、ゆっくり歩いたり走ったり。

そんな横を大爆笑しながらオシャベリしている女子二人が通り過ぎていく。

上り坂を走りながら。


しばらく砂利道を走り、また別のトレイルに向かう。

途中緩やかな上り坂。

だがいつまでも続きそうなその坂を見て僕をはじめ周りの男子は歩いていた。

そんな中、後ろから小刻みに走っている音が近づいてくる。

速くは無いが、ペースを乱さずに黙々と走ってくる。

女の人だった。

少しずつ少しずつ遠くなっていく女の人。

呆気にとられているとその人を追うようにまた別の女の人が通り過ぎていく。

やっぱり女子にはかなわない、何事においても。


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その姿を見送りながら呆けていると次のトレイルに着いた。

一気に脚を踏み入れることができず、また休憩をとる。

そんなことをしているのは僕ぐらいだ。

みんな次々とトレイルに吸い込まれていく。

何人にも抜かされ、やっと意を決して僕も次のトレイルに踏み込んだ。

そんなに凄い上りではないと思うのだが、もうバテバテ。

有る程度上ったら止まり、上ったら止まりの繰り返し。

途中、一般のハイカーの方たちにも抜かされる有様。

そんな状態でも平らな箇所と下りは根性で走る。
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ソウコウしているうちに何とかユガテという地区のエイドに到着。

11kmを通過したぐらいか。
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まだ半分か、辟易しながらもオレンジジュースやコーラ、スポドリに大量に飲む。

バナナやチョコパンにも手を伸ばす。

何だか知らないけど大量に食べた。

そしてまた最後にコーラをグビリ。

ちょっと摂り過ぎじゃないのと自分でも思ったが、止まらなかった。

腹が膨れて少々苦しいが、大きく深呼吸をして先を進んだ。



ユガテ地区から北向地蔵へのトレイルは一番楽しいハズのコース。

試走したときも竹林があり、広めの下りもありと楽しめる感じだった。

だがこの日は違った。

さっきのエイドが効きすぎた。腹が苦しい。

また、体力を消耗しすぎて坂に身を任すことがあまり出来ない。

「このままスピード出すとイザというとき脚の踏ん張りが効かないかも」と不安になり、スピードダウンまたは少し止まってしまったりもした。

そして楽しいハズの下りが終わるとまた上りが待ち構えている。


僕は遂に座って休むようになっていた。

「何てこった」とレース前に思い描いていた内容とは全く異なるこの現状に嘆きたいところだったが、それよりも何よりもとにかく疲れていた。

もう周りを見回しても誰もいない。

このトレイル、独り占めだーっ!と喜ぶよりも自分の今の実力がダイレクトに判って、それはソレで良い事だなあ、なんて思ったりもした。

そして、人間同じ事をやり続けていると思わぬ発見をしたりもする。

また上りか、なんて思ってトレイルを上っていたところ、凄いことに気づいてしまった。

上を見ないで、足元だけ見て上るとあまり苦しく無いことを。

これまでは上りでは何処までが上りなのかを確かめながら上っていた。

そのいつまでも続きそうな上りに何とも言えない絶望感を感じていた。

だが、どうだ。

この足元だけ見て上っていると、いつの間にかなんとか上りきっている。

ああーもっと早く気づけばよかった。

ま、でもちょっと危険だわね。

この方法を編み出し、なんとか4番目のエイドに到着。
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もうエイドだけが心の支えだ(大げさ)。

さてさてコーラをとカップを手に取りゴクリ。

あれ、何か違う、なんだコレ。

口の中もう一度確かめる。





…ファンタグレープや!

久々のファンタグレープに感謝し、別のカップに入っていたフルーツポンチも食す。

これが滅茶苦茶美味い。

ただの缶詰なんだろうけど、物凄く美味い。

味の素でも入っているのだろうか。

あまりの美味しさに6つくらい平らげしまった。

さらに腹が膨れる。苦しい。


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それでも一人でゴソゴソ進んでいると、ある白髪のランナーに追いつくことができた。

背中に何か書いてあった。

80歳がなんたらかんたらと。

思わず話しかけると本当に80歳の方だった。

何でも今回初めてのトレイルレースとのこと。

「ああ、僕も今回初めてなんですよ」なんて話しながらもあまりのお元気ぶりにビビった。

同時に80歳の方と同じぐらいの実力かと落胆も少しした(失礼)。

しばらく話をした後、若者感(っても中年だが)を出すべく、

「ではお先に失礼しますっ!」

なんて爽やかに挨拶をして先を急いだ。

が、失敗した。

もうあの人に追いつかれるわけにはいかない。

追いつかれたらカッコ悪い。

変な自尊心から自分を追い込む結果となってしまった。

前と違って休みたくても休めない。

追いつかれる、80歳に追いつかれる!

この一心で休まずに歩いたり走ったりした。

この方法、案外使える…
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80歳の方のおかげで何とか最後のエイドに到着。

もう食べるのが礼儀のような気がして、そんなにお腹が空いていないような気もしたが手を伸ばす。
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ここではおにぎりにトマト、きゅうりをほお張り、コーラで流し込んだ。

そして気合を入れ、最後の5kmを進む。

この辺になるともう脚に力が入らない。

ふくらはぎなんかも今まで感じたことのないようなヒクつきを匂わせている。

危ない、なんか攣りそう…

下りも慎重に進むことにした。

やっとこさして残り2kmはロード。

キロ7分半ぐらいでゆっくりとしか走れない。

案の定、誰も周りには走っていない。
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それでもチマチマと走り、なんとかゴール。

ほぼ最後尾に近いくらいの順位だった。




…なんだ、この敗北感。

達成感よりも敗北感が上回っていた。

最初は完走できればイイと思っていたけど、もっと颯爽としたかった。

今振り返ると楽しかった。

だけどゴールした瞬間は敗北感が占めていた。

と同時にもっともっとチャレンジしたいと思った。

もっともっと上りでクールに苦しみたいと思った。

それにはトレーニングを積まなくちゃ。



…忙しくなりそうだなあ。



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コメント 6

ちゃらら

フルーツポンチに旨み成分って入ってるんですかねwww

なんか内容盛りだくさんで嫉妬しちゃう記事でした(゚∀゚)!
by ちゃらら (2013-05-22 01:18) 

harley

なかなかの激闘ぶり、こちらまで辛くなってきました。(笑)
初めてだから、学んだことも多かったと思います。
何事も経験が進歩を生みます。
これからもトレイル楽しんで走ってください!

やはりエイドの充実ぶりはスゴいですね。フルーツポンチ 最高!
by harley (2013-05-22 06:00) 

リンガンガー

フルーツポンチ美味そう(゚∀゚)

いいなぁトレイル。

ちょっと不思議に思ったんですけど、この写真はどうやって撮ってるんですか?たまに両手が写ってますよね?

秘密兵器も気になる~



あ、完走おめでとうございました!
by リンガンガー (2013-05-22 22:10) 

mark3

ちゃららさん、ありがとうございます。

あのフルーツポンチ、間違いなくありとあらゆる旨みが入っていました。
ちなみに僕は、美味しいものに出くわすと決まって「味の素が入っているんじゃないか?」と疑う味音痴です(笑)。
by mark3 (2013-05-22 23:28) 

mark3

harleyさん、ありがとうございます。

ホントに経験ですね、今回いい体験ができました。
おかげでトレイルに対する情熱が沸いています。

フルーツポンチ最高!(あれ?)
by mark3 (2013-05-22 23:31) 

mark3

リンガンガーさん、ありがとうございます。

フルーツポンチ、マヂうまでした。今まで食べた中で一番美味いフルーツポンチでした、今までそんなに食べたこと無いけど(笑)。

写真の件、流石です。両手が写っているところに気づくなんて。
フフフ。
なあんて、たいしたことは無いです。
次の記事で紹介しますね。
by mark3 (2013-05-22 23:35) 

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