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キタタンでトレーニング-3- [トレイルランニング]

神の川ヒュッテとは多分キャンプ場だ。

家族連れや友人同士の人々が思い思いに夏の昼下がりをゆったりと楽しんでいた。

ドロドロで汗をダラダラかいた人など皆無だった。

場違いか、と思いつつも少しの間憩いを楽しむ。


ここに来るまでに水分のたぐいは3リットルくらい持っていたが、もうほとんど残っていなかった。

危険だよ、山って。

炊事場に流れている川の水をありったけハイドレやペットボトルに入れる。

何となく小さい小さい白いものがあったような気がしたが気のせいだろう(笑)。

この後ガンガン飲んだが何事も無かった(気がする)。

そしておにぎりなどを食べ、今後どうするかを検討する。

通常のコースであれば、この後ロードを9キロくらい走るそうだ。

太陽は今ちょうど僕らの上にあり、強烈な日差しを浴びせ続けている。

速攻でロードはNOの意を伝えた。

この暑さで走れるかも知れないが、その後の山を登る気力が残らないだろうと思っての決断だ。

それでもアレキさんは食い下がった。

「で、どうする?」と。

でも、まあ、そうなんだよな。

元々はアレキさんがリベンジするために考えていたランニング企画なのだ。

それにお供させていただいているだけの僕なのだ。

なのに、そんなアレキさんの想いを汲み取らず、再度NOを突きつける僕だった。

アレキさんはやや残念そうだったが、とりあえずロードは無しになり、ショートカットをして次の山、柚平山を目指すこととなった。

さすがに本日二つ目の山、今までの疲労もプラスされかなりしんどかった。

何度も何度も立ち止まり、何度も何度も深呼吸した。

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こんな気持ちよさそうな、歩くのも楽そうなトレイルでさえも一歩脚を動かしては20秒呼吸を整える、そんな状態で進んで行く。

あまりにも苦しいのに頭の中ではハンバーグをジュウジュウ焼ける画が何故か浮かんでいた。

しかも、びっくりドンキーとかココスとかBIGBOYとかのお値ごろ感のあるファミレスのハンバーグだ。

何なんだ、幻覚か、はたまた現実逃避か。


そんなものすごく苦しい時に僕はなんとか脱出する術を持っている。

これまた脳内で自分を鼓舞する曲をかけるのだ。

最近はもっぱらコレ。



大概、この曲を脳内でかけると元気が出て、なにくそっ!と踏ん張れる。

むしろパワーが出るくらいだ。

しかし、しかし、この山には歯が経たなかった。

冒頭5秒でフェードアウトしてしまったのだ。

恐ろしい、トレイル。

恐ろしい、キタタン。


奥の手さえも封じられ、なす術もない。

休んでは一歩、休んでは一歩を繰り返すしか無かった。

そんな苦しみの中から疑問が出てくる。

通常、登山というものは、一日ひとつの山を楽しむものだ。

ゆっくりと登り、休みながら景色を楽しみ、鳥たちのさえずり、小川のせせらぎなんかで心を洗い流し、山頂でおにぎりと卵焼きなんかを頬張る。

山頂から遠くの山々、そして人間のちっぽけさなんかも感じ取ったりして、荘厳な気持ちでこれまたゆっくりと下山して、家で今日あった出来事を思い出したりする。

それが、なんだ、せわしなく登って降りて、水をガブガブのんで、汗をドバドバかいて、そしてまた別の山に登ってヒイヒイ言っている。

一日に二つの山を登るなんてどうかしてる。

そんなことをブツブツ考え始めたとき、目標であった姫次というところに辿り着いた。

しばらくしてアレキさんも到着した。

先ほどよりは調子が良くなっていたようだった。

目標に到着すると先ほどの苦しさを半分忘れ出していた。

単純なものだ。


姫次で程よく休んでそろそろ出発、「あとは下るだけ、もう登ることはないよ」とアレキさんは言った。

ホッと一安心、何分くらいかとたずねると50分くらいとのこと。

それでも下りで50分はかなり辛い。

しかも走って50分だ。

僕の脚はもう限界に近い状態だったので歩いて進んでもらうことにした。

下りに入ってアレキさんは復活していた。さすがだ。

時より軽く走ったりして余裕が見えていた。

腿がプルプル小刻みに震えていた僕には付いていくことすらできなかった。

それでもなんとか1時間半か2時間かけて下山。

もう陽は暮れかかっている。

敢闘を称えあって飲んだコーラはヤッパリ美味かった。



トータルタイムは11時間弱。

これは僕にとってスゴイことだ。11時間近くも外で身体を動かし続けていたことになるからだ(無論休憩はしていたけど)。

今度参加する秩父ウルトラの制限時間は12時間。

完走できるとしたらほぼその時間を使うと思っているから、今回11時間動けたコトは大きな自信に繋がった。

この経験が生かせるといい。

いや、生かせるだろう、きっと。



今回、ご一緒させていただいたアレキさん、ありがとうございました。

道中いろいろ親切にしていただいて大変感謝です。

とてもイイ経験をさせてもらいました。そして楽しかったです。

また、機会がありましたら宜しくお願いいたします。



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キタタンでトレーニング-2- [トレイルランニング]

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今日(火曜)も強烈な腿の筋肉痛。

下り階段やチョットした下りの傾斜、椅子からの立ち上がりなどがとてもキツイ。

歩くのもまだロボットである。

恐ろしい、トレイル。

恐ろしい、キタタン。

週末までには走れるだろうか。



さて、とりあえずスタートした。

アレキさんによれば、ちょっとしたロードを走り、ちょっとしたトレイルを登り、再びロードを5、6キロ走って最初のエイドに着くという。

まあ、我々二人だけで走っている訳で本当はエイドなぞ無いのだが、そこが最初の休憩ポイントになるのだろう。

まったく想像がつかないままアレキさんについていく。

ちょっとしたトレイルはずっとアレキさんの足元をみて登る。

これが何も考えなくてとても楽だ。

アレキさんが最良と判断したトレイルを真似して進めばいいワケで判断する力が必要ない。

邪道かもしれないが、渋滞したトレイルの登りでは有効かも知れないと思った。

思考することも結構体力を使うかも知れないし。



そんなことを考えつつゼイハアし始めた矢先、再びロードへ。

微妙な上り下りのロード5、6キロをひたすら進む。

このロードが終わるといよいよ本格的な山を登るのだそうだ。

相当険しい、苦しい登りになるに違いない。

それは判るんだけど、体力を温存するにはどれぐらいのペースでこのロードを走ればよいのだろうか。

また空に眼を向けるとサンサンと日差しが降り注ぎ始めていた。

すでに暑い。

この暑さのなかではどれくらいのペース?

これに対処するには場数を踏むしか、経験を積むしか、ないのだろう。

結局、答えは見つからないまま、「何とか進めるペース」を選択し走ることにした。

それでも「チョッとしたトレイル」での疲れはこのロードに負荷をジワジワとあたえてくる。

日差しもジワジワと負荷をあたえてくる。

とりあえず、このロードの終点「立石建設」に着いた時は相当コタエはじめていた。


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この立石建設、飯場みたいな場所で某絶望ゲームに出てきそうな場所。あの絶望しかないゲームが大好きな僕はもうちょっと見てみたかったが、心の余裕もあまり無かった。

ここで、一旦休憩。おにぎりを食べたりやジェルを飲む。

凍らしておいたペットボトルのスポドリもすっかり溶けて飲み頃になってしまっていた。

もう少し、もつと思ったのに。

飲み頃を失いたくないのでキャップを空け、咽に流し込んだ。


さて、休憩も終了し、いよいよ、最初の山、鐘撞山から県境尾根分岐を目指す。

今はこんな風に鐘撞山から県境尾根分岐なんて書いているけど、当時はそんな名前も知らないし、標高もどれぐらいなのか知らなかった。

序盤はつづら折りのトレイルが続き、とても歩きやすい。

だが、やはり途中から一歩一歩が苦しくなっていく。



なんとなくアレキさんの様子がおかしい。

話を聞くと調子が悪いようでかなり辛そうだ。

それでも休みながら少しずつ登っていく。

本人も辛くてそんな余裕がないだろうにこちらにもところどころ気を使ってくれる。

そんな状態でやっと鐘撞山を経て県境尾根分岐に。

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そんな悪い状況でもしっかり登り切るアレキさん、そして究極の回復法を試す。

そして下り、トレイルで一番楽しいところだ。

そうなると、スゴイのがアレキさん。

速い、速い。

ウワサには聞いていたけど、下りのスピードが本当に速い。

水を得た魚というか、ヒョイヒョイと下っていく。

僕のスピードを察してか、ところどころ緩急をつけてコントロールしてくれていた。

何分下っていたか判らないが、チョッと距離長いんじゃない?、飽きてきたぞと思っていたところでやっと第一関門の神の川ヒュッテというキャンプ場みたいなところに着いた。



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キタタンでトレーニング-1- [トレイルランニング]

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今日は日曜日。

疲労回復のゆるジョグでもして…、と思っていたけど、無理。

こりゃ無理だわあ。

腿のハンパない筋肉痛。

あまりの筋肉痛で歩行すらロボットのようになってしまっている。

「おっほっほー、痛ててて」なんて座ったりする度に声がでてしまう。

ジョグなんてできない。

今日は一日おとなしくしておこう。

昨日行った北丹沢のトレイルでこの筋肉痛をこしらえた。



「キタタンリベンジに行く、ロードもあるし、上り下りもある、秩父ウルトラの練習になるのでは、どう?」

簡単に要約するとこんなような内容でアレキさんからお誘いを受けた。

アレキさんは先月7月に行われた北丹沢12時間山岳耐久レースに出場し、本人的には不本意な結果に。

そのリベンジをしに行くというのだ。

正直キタタン、北丹沢12時間山岳耐久レースというものが、何だか凄く過酷なレースだということぐらいしか知らなかったので、キタタンというキーワードには全く反応はしなかったが、「秩父ウルトラの練習になる」という甘美な言葉で行くことを決めた。

水なんかは結構持っていったほうが良いとのアドバイスを頂いたので、久しぶりにハイドレも引っ張り出した。

使うの一年ぶり。

何となく変なニオイがするようなしないような。

ま、いいか。

んで、現地に着いたのが午前5時半くらい。

コースなどはよく判らないが、アレキさんに付いて行けばイイのだ。

それでもざっくりと説明をしてもらった。

ちょっとロードを走って、チョッとしたトレイルを登り、その後ちゃんとした山を登る。

登ったら完全に降りて、またロードを9kmくらい走る。

ロードが終わったらまた、ちゃんとした山を登り、最後下りまくる。

そんなこんなで44km。

よく判らん、多分凄く過酷なんだろうけど想像がつかなすぎる。

想像がつかなすぎるので、何だか知らないけど、僕の中では疲れたら「止めましょうよ」とすぐ言ってしまおうと思っていた。

ってか、ホントに全く想像できない。

44キロぅ?

僕が自分の脚で移動した最長はフルマラソンの42.195km。

それをトレイル込みで44km動けるハズが無い。

しかもこの日もかなりいい天気で気温の上昇も十分あるだろう。

すぐさま、音を上げる自分の姿が容易に想像ついた。

ま、すこしでもトレーニングできればいいや、そんな風に気楽に考え、午前6時チョッと前にスタートするであった。

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行ってきます!




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両神山麓トレイルランDNS [トレイルランニング]

今日参加予定だったこの大会、DNSとなりました。

これはもうかなり前から決定でしたので、まあしょうがないですね。

ろくすっぽに調べもしないでエントリーしたんですが、確認すると同じところを3周もする精神力を試される大会なんだとか。

自分には甘アマな僕ですから、途中挫折したかも、ですね。

それよりも何よりも、全然走っていませんからその時点で終わっていたかも。

もう、スタートしていますね、参加されている方、頑張ってください!


所詮は趣味です、いつだって参加できますからね、来年また参加できるでしょう(開催されればの話ですが)。

それよりも今は専念することがあります、これは今しかできないことです。

そちらに全力をと。

あ、専念することってiphoneケースの実験ではありません(笑)


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RUN+TRAIL vol.4が届く [トレイルランニング]

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あ、届いてたんだ。

楽天ブックスで注文していたトレラン雑誌が届いてたんだ。

楽天ブックスで注文するのはポイントサイト経由ができるからだ。

楽天でもポイントが貯まるし、ポイントサイトでもポイントが貯まるんだ。

ポイントサイトでポイント貯めて、それをamazonギフトカードに交換してamazonで本を買うんだ。

そうすると楽天ブックスとamazonで本を買うことになって、両方の顔を立ててあげることができるんだ。



そんな話はどうでもいいんだ。

今回のRUN+TRAILの特集はUTMFだ。

UTMFといったらアレだ。富士山の周りを体力を削りながら上ったり下りたりして走るレースだ。


距離なんて想像つかない161kmだ。

僕が「ああ、苦しい苦しい」って言ってた平地のフルマラソン4回分だ。

ゼエハア言って心拍数190まで上がっちゃう標高800mの筑波山の登山コース80回分だ。


制限時間だって46時間とものすごいんだ。

「男はつらいよ」を30回見続けなくてはならないくらいなんだ。

機動戦士ガンダム第33話「コンスコン強襲」なんか89回も見なくちゃならないんだ。

リックドム1068機が267分で全滅することになるんだ。


参加費用だって36000円と勇気がいるんだ。

世界の謎と不思議にいつも挑戦している学研ムーが52冊以上読めるんだ。

ムーは本気を出して全部の記事を真剣に読もうとすると凄く時間がかかる雑誌だから、52冊あったら大変なことになるんだ。


そんなUTMFだ。

生半可な気持ちじゃだめなんだ。

おいそれとページをめくることなんてしちゃいけないんだ。



そうやって買うだけで満足してしまう積読本がいくつもあるけど、この本は勇気を振り絞って、明日から読もうと思うんだ。


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第2回もろやまトレイルラン -番外編- [トレイルランニング]

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前回の記事に付けるはずだったものを忘れてアップしてしまったので、今回独立して記事としました。
思わせぶりなタイトルですいませんm(_ _)m


今回のトレイル、最初は手持ちのカメラで色々撮ろうかな、なんて思っていましたが、途中、絶対疲れて撮ること自体出来なくなると思っていましたので、前から計画していた秘密兵器を駆使して大会を記録しようと企んでおりました(案の定、40分ぐらいで撮影どころでは無かったデス(; ̄д ̄)。)



ちなみに使った秘密兵器(というほどのものではありませんが)というのはGo proHERO3の一番安いやつです。
Go proというのはバラエティー番組のバンジージャンプ企画などで芸人が頭に付けているあの小さいカメラです。
動画も撮影できますし、静止画も撮れます。
もちろん最上位機種は凄い高画質のようですが、自分にはそこまでの高性能は手に余ると判断し、一番安いやつにしました(お金が無いとも言う)。

これを今回、撮影間隔2秒のインターバル撮影で記録してみました(そういう設定が出来る)。


光があまり届かないところで動きのある画を撮るとやはりブレてしまいますが、それ以外では結構写りはいいような気がします。

コレを別売りのチェストマウントハーネスというベストみたいなものにくっつけて自動撮影しています。

そして、この撮った静止画をWindowsムービーメーカー2011(無料!)というソフトで繋げています。
また、繋げる前に他の方のドアップやゼッケンナンバーなどが見えそうな写真は間引いています。

結構簡単にたくさん撮った静止画を動画にすることができます。

なお本当の画質はもっといいのですが、プライバシーの問題もありますので動画にするときは画質をかなり落としています。
雰囲気が伝わればいいかな、と。


それがコチラでございます。↓


このカメラのジャンル(アクションカムというジャンルらしい)はここ最近密かにアツイらしくJVCSONYなんかも新商品を投入しています。
カメラ自体は結構軽く、身に付けて走っていても、それほど苦ではありません。

後で見なおすと当時を思い出しますし、レースを振り返るときに面白いかもしれません。

今、カメラ屋さんなんかに行くとアクションカムコーナーがありますから、一度足を運ばれてはいかがでしょうか。



~おまけ~

ほんで、今回のコースがコレ。


ほんとに有意義な大会でした。
来年も是非参加しようと思います。

いやあ、面白かった!


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第2回もろやまトレイルラン -後編- [トレイルランニング]

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まだ1/3しか走っていない。

だけどこの疲労感って何だ?

第2エイドを後にしながら、ゆっくり歩いたり走ったり。

そんな横を大爆笑しながらオシャベリしている女子二人が通り過ぎていく。

上り坂を走りながら。


しばらく砂利道を走り、また別のトレイルに向かう。

途中緩やかな上り坂。

だがいつまでも続きそうなその坂を見て僕をはじめ周りの男子は歩いていた。

そんな中、後ろから小刻みに走っている音が近づいてくる。

速くは無いが、ペースを乱さずに黙々と走ってくる。

女の人だった。

少しずつ少しずつ遠くなっていく女の人。

呆気にとられているとその人を追うようにまた別の女の人が通り過ぎていく。

やっぱり女子にはかなわない、何事においても。


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その姿を見送りながら呆けていると次のトレイルに着いた。

一気に脚を踏み入れることができず、また休憩をとる。

そんなことをしているのは僕ぐらいだ。

みんな次々とトレイルに吸い込まれていく。

何人にも抜かされ、やっと意を決して僕も次のトレイルに踏み込んだ。

そんなに凄い上りではないと思うのだが、もうバテバテ。

有る程度上ったら止まり、上ったら止まりの繰り返し。

途中、一般のハイカーの方たちにも抜かされる有様。

そんな状態でも平らな箇所と下りは根性で走る。
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ソウコウしているうちに何とかユガテという地区のエイドに到着。

11kmを通過したぐらいか。
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まだ半分か、辟易しながらもオレンジジュースやコーラ、スポドリに大量に飲む。

バナナやチョコパンにも手を伸ばす。

何だか知らないけど大量に食べた。

そしてまた最後にコーラをグビリ。

ちょっと摂り過ぎじゃないのと自分でも思ったが、止まらなかった。

腹が膨れて少々苦しいが、大きく深呼吸をして先を進んだ。



ユガテ地区から北向地蔵へのトレイルは一番楽しいハズのコース。

試走したときも竹林があり、広めの下りもありと楽しめる感じだった。

だがこの日は違った。

さっきのエイドが効きすぎた。腹が苦しい。

また、体力を消耗しすぎて坂に身を任すことがあまり出来ない。

「このままスピード出すとイザというとき脚の踏ん張りが効かないかも」と不安になり、スピードダウンまたは少し止まってしまったりもした。

そして楽しいハズの下りが終わるとまた上りが待ち構えている。


僕は遂に座って休むようになっていた。

「何てこった」とレース前に思い描いていた内容とは全く異なるこの現状に嘆きたいところだったが、それよりも何よりもとにかく疲れていた。

もう周りを見回しても誰もいない。

このトレイル、独り占めだーっ!と喜ぶよりも自分の今の実力がダイレクトに判って、それはソレで良い事だなあ、なんて思ったりもした。

そして、人間同じ事をやり続けていると思わぬ発見をしたりもする。

また上りか、なんて思ってトレイルを上っていたところ、凄いことに気づいてしまった。

上を見ないで、足元だけ見て上るとあまり苦しく無いことを。

これまでは上りでは何処までが上りなのかを確かめながら上っていた。

そのいつまでも続きそうな上りに何とも言えない絶望感を感じていた。

だが、どうだ。

この足元だけ見て上っていると、いつの間にかなんとか上りきっている。

ああーもっと早く気づけばよかった。

ま、でもちょっと危険だわね。

この方法を編み出し、なんとか4番目のエイドに到着。
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もうエイドだけが心の支えだ(大げさ)。

さてさてコーラをとカップを手に取りゴクリ。

あれ、何か違う、なんだコレ。

口の中もう一度確かめる。





…ファンタグレープや!

久々のファンタグレープに感謝し、別のカップに入っていたフルーツポンチも食す。

これが滅茶苦茶美味い。

ただの缶詰なんだろうけど、物凄く美味い。

味の素でも入っているのだろうか。

あまりの美味しさに6つくらい平らげしまった。

さらに腹が膨れる。苦しい。


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それでも一人でゴソゴソ進んでいると、ある白髪のランナーに追いつくことができた。

背中に何か書いてあった。

80歳がなんたらかんたらと。

思わず話しかけると本当に80歳の方だった。

何でも今回初めてのトレイルレースとのこと。

「ああ、僕も今回初めてなんですよ」なんて話しながらもあまりのお元気ぶりにビビった。

同時に80歳の方と同じぐらいの実力かと落胆も少しした(失礼)。

しばらく話をした後、若者感(っても中年だが)を出すべく、

「ではお先に失礼しますっ!」

なんて爽やかに挨拶をして先を急いだ。

が、失敗した。

もうあの人に追いつかれるわけにはいかない。

追いつかれたらカッコ悪い。

変な自尊心から自分を追い込む結果となってしまった。

前と違って休みたくても休めない。

追いつかれる、80歳に追いつかれる!

この一心で休まずに歩いたり走ったりした。

この方法、案外使える…
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80歳の方のおかげで何とか最後のエイドに到着。

もう食べるのが礼儀のような気がして、そんなにお腹が空いていないような気もしたが手を伸ばす。
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ここではおにぎりにトマト、きゅうりをほお張り、コーラで流し込んだ。

そして気合を入れ、最後の5kmを進む。

この辺になるともう脚に力が入らない。

ふくらはぎなんかも今まで感じたことのないようなヒクつきを匂わせている。

危ない、なんか攣りそう…

下りも慎重に進むことにした。

やっとこさして残り2kmはロード。

キロ7分半ぐらいでゆっくりとしか走れない。

案の定、誰も周りには走っていない。
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それでもチマチマと走り、なんとかゴール。

ほぼ最後尾に近いくらいの順位だった。




…なんだ、この敗北感。

達成感よりも敗北感が上回っていた。

最初は完走できればイイと思っていたけど、もっと颯爽としたかった。

今振り返ると楽しかった。

だけどゴールした瞬間は敗北感が占めていた。

と同時にもっともっとチャレンジしたいと思った。

もっともっと上りでクールに苦しみたいと思った。

それにはトレーニングを積まなくちゃ。



…忙しくなりそうだなあ。



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第2回もろやまトレイルラン -中編- [トレイルランニング]

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登山道というか山道で渋滞だ。

ということはここからいわゆるトレイルの始まりというヤツだ。

ここまで心拍も息も上がっていたが、この渋滞のおかげで少しは落ち着くことが出来た。

登山道だけあってココは上り。試走で経験済みだ。

「まずは走らず登っていき、下りでガンガン攻めてみせるぜ」

なんて思いつつ上り始めてビックリ。

みんな駆け上がっている!

要は上り坂を走っている。

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「ちょ、ちょっと。みんな、どうしちゃったの。こんな上り走るの?走れんの?僕は無理、無理よ~っ」

ココはシングルトラック

人ひとり分しか通ることができない。

僕ひとりで歩くと後ろの人たちに迷惑が掛かる。

何かいい方法はないだろうか、しかし焦っているといい考えは浮かばない。

とりあえず周りにつられて走る。

「いや、絶対無理。僕はね、まだ上りを走れる技術も体力も精神力も無いんだよ。出来ない子なんですよ」

と言いたい気持ちで走る、走る。

みるみる心拍が上がる。さっきの渋滞で落ち着くことの出来た心拍が上がる。

苦しい、ゼーハーが凄い。ものすごい音でゼーハーしている。

でもゼーハーの音は僕からしか聞こえない。

耳をそばだてても周りの誰もゼーハーしていない。

むしろ楽しそうにオシャベリをしている人さえいる。

唖然とした。

「す、凄ぇ。凄いんだな、トレイルランナーって。てか自分がヘボなのか?」

どちらにしろ、現状ではこの苦しさを打開する特効薬はない。

なんとかならんもんかと考えつつ、GPS時計を見ると心拍数が190を超えているではないか。

一気に心肺、いや心配になる。

「これかなりMAXだよね。ヤバイよね。限界きてるよね。心臓爆発するよね。休んだほうがいいよね」

こんなとこで倒れたらそれこそ周りに迷惑だ。

ただでさえ、上りは走らないつもりだったんだ。

今日は参加することに意義があるんだ。

いろんな休むための言い訳が瞬時に出てくる。

後は休むための場所があれば…



あった。あそこに少しスペースがある。

滑り込むようにその場所へ向かう。

足を止めた。後続の人にどうぞ、どうぞのポーズをとる。

「ハアハア、ゼーゼー。苦しい。いや、辛いわー。ああ、無理。きつー」

休みながら、こんなことをずっと頭の中で思っていた。

さっきのエイドで補給したが、もうたまらないので持参していたスポドリを摂取する。

心拍数はあまり下がらない。

マジ、こんなんで大丈夫かな?

不安になりつつも息を整え、再び戻る。

しかし、一度、もろく崩れる人間の心は簡単には修復できない。

休みグセがつくようになってしまい、何回か休むようになった。

それでもなんとか上りが終わり、下れるときがやってくる。


待ってたんだよ、この時を。

そうは思ってみたものの、上りで受けたダメージがあり、あまりスピードを上げることができない。
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それでもなんとか挽回すべく走った。

登山道が一旦終わり、また林道の砂利道にぶつかる。

ここも下り坂だ。
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なんとか走ろうとオーバーペース気味で走っていた。

そしてまた上り。もちろん歩いていたが体力をかなり削られた。

ああ、キツイなあ、休みたいなあと思っていたところ第2エイドに到着。

ココでグレープフルーツ、バナナ、そしてコーラをいただく。
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このコーラが最高に美味い。2杯飲む。

「はあーっ、生き返った。で、ここまででどれくらい走ったんだ?」

とGPS腕時計に眼をやるが、その数字をみてチョット落ち込んだ。

「こんだけ苦しいのにまだ、1/3しか走ってないのか…」



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第2回もろやまトレイルラン -前編- [トレイルランニング]

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車で大会会場に行くという行為は初めてだ。勝手が判らないので早めに着いた。

朝の7時半ちょっと前だったか。ごらんのとおり駐車場はまだガラガラ。




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埼玉医科大学の学生さんたちがボランティアでマッサージをしてくれるってんでお願いしてもらう。
学生さんたちは対応も素敵でとってもくつろぐことができる、何だかもう大会に参加しなくても良いような気にもなった。


車中で準備を済ませ、いざ会場へ。といっても駐車場から会場は1分ちょっとだ。墓場(!)の横で待つ。

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今にも振り出しそうな天気で、当日は本格的な雨も予想されていた。100均のレインウェアをちょっとは羽織ってみたが、数分で蒸れる。土砂降りになったら使おうと急いでしまう。


周りの参加者をみると様々だ。本格的な装備の人、ジョギング的なノリの人、サンダル(ワラーチって言うんですか)の人、そして老若男女。ま、全体として平均年齢は高め。

初トレイルレースだが、緊迫感がある感じはさほど受けず、大会参加を楽しみにしてそうな人が多いような感じがした。

そう思っているうちに、大きな号砲が鳴るわけでもなくスルッとスタート。ほぼ同じくして雨もパラパラと。


まずは4km程度の登り基調のロード。
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興奮もあって結構計算しないで走る。1km過ぎて驚く。キロ5分30秒くらいで走っている。

「おおおお、ちょ、ちょっと何やっての。コレからずっと登るんだからもっと抑えないと」

そう思い、少しペースダウンさせる。

フッ、早くも試走した成果が現れている。自分が見えている。素晴らしい!


少し、上機嫌で、

「あのね、ボクは試走をしているんだよ、みんな!この後もコースもほとんど知っているよ!さあ、付いておいで!」

そう思っていたのもつかの間。2kmを過ぎた辺りからゼーハーし始めてくる。

坂気味の道もさることながら、ここ最近ロードすら走っていない。

明らかに身体が怠けている。息が上がるのも無理は無い。

心拍を確認する。余裕で180を越えている。ヤバッ!どうやら、もう限界に来ているようだ。

雨もそんな心境を察してかやや強めの雨に。

「みんな、ボクはココでお別れだ。みんなの事、後ろから見守っているよ!」

そう思いながら、さらにペースダウン。

挙句には林道の砂利の坂を歩きはじめていた。
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「いやいや、そろそろあと500mくらいで登山道だもん。温存しておかないと。戦略、戦略!」

そう自分を守り、坂なら歩き、平地、下りは走る。


それでも、かなり疲れていた。

「そろそろ堂々と休みたいな。何か飲みたいな。心拍数を下げたいな」

そう思っていたら、やっぱり神はいた!僕を見ていてくれた。

目の前に渋滞の光景が写る。登山道というか山道の渋滞だ。

プラス、最初のエイドポイントだ。ラッキー。

堂々と休める。

「いや、ほら、僕的にはもっとガンガン行きたいんだよ。でもこの渋滞じゃ、ねぇ」

こんなニセ心情をしめす表情を浮かべながら、心の中ではガッツポーズ。

僕はエイドのアクエリアスをがぶ飲みし、ホッしてていた。

おかげで心拍数も150に下がってきた。
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「さあ、これからお楽しみのトレイルだ!行っくぞう!」

この時はまだ浮かれ気分だった。



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第2回もろやまトレイルラン完走す [トレイルランニング]

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ほんの少し、いや本当にホンの少しだけど舐めていた。

試走もしたし、結構楽しく参加できるのではないかと思っていた。

本日開催された第2回もろやまトレイルラン。


キッツー。疲れたー。

こんなにキツイものなの?

なんでみんなゼイゼイハアハアしていないの?

登りながら自問自答をずっとしていた。

20.5kmを3時間台後半というよく判らないタイムで完走したが、周りにはあまり人がいなかったので、後ろから数えた方が早いぐらいの順位なのだろう。

みんな、凄いわ!



イイ経験をしたが、ちょっと舐めていた分、今後を見直すことにする。

トレラン、一筋縄ではいかないことが判った。ちゃんとトレーニングしなくては。

でも、今日はもう寝よう、疲れた。


詳細はまた後日、できれば、ね。


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