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キタタンでトレーニング-3- [トレイルランニング]

神の川ヒュッテとは多分キャンプ場だ。

家族連れや友人同士の人々が思い思いに夏の昼下がりをゆったりと楽しんでいた。

ドロドロで汗をダラダラかいた人など皆無だった。

場違いか、と思いつつも少しの間憩いを楽しむ。


ここに来るまでに水分のたぐいは3リットルくらい持っていたが、もうほとんど残っていなかった。

危険だよ、山って。

炊事場に流れている川の水をありったけハイドレやペットボトルに入れる。

何となく小さい小さい白いものがあったような気がしたが気のせいだろう(笑)。

この後ガンガン飲んだが何事も無かった(気がする)。

そしておにぎりなどを食べ、今後どうするかを検討する。

通常のコースであれば、この後ロードを9キロくらい走るそうだ。

太陽は今ちょうど僕らの上にあり、強烈な日差しを浴びせ続けている。

速攻でロードはNOの意を伝えた。

この暑さで走れるかも知れないが、その後の山を登る気力が残らないだろうと思っての決断だ。

それでもアレキさんは食い下がった。

「で、どうする?」と。

でも、まあ、そうなんだよな。

元々はアレキさんがリベンジするために考えていたランニング企画なのだ。

それにお供させていただいているだけの僕なのだ。

なのに、そんなアレキさんの想いを汲み取らず、再度NOを突きつける僕だった。

アレキさんはやや残念そうだったが、とりあえずロードは無しになり、ショートカットをして次の山、柚平山を目指すこととなった。

さすがに本日二つ目の山、今までの疲労もプラスされかなりしんどかった。

何度も何度も立ち止まり、何度も何度も深呼吸した。

0085.JPG
こんな気持ちよさそうな、歩くのも楽そうなトレイルでさえも一歩脚を動かしては20秒呼吸を整える、そんな状態で進んで行く。

あまりにも苦しいのに頭の中ではハンバーグをジュウジュウ焼ける画が何故か浮かんでいた。

しかも、びっくりドンキーとかココスとかBIGBOYとかのお値ごろ感のあるファミレスのハンバーグだ。

何なんだ、幻覚か、はたまた現実逃避か。


そんなものすごく苦しい時に僕はなんとか脱出する術を持っている。

これまた脳内で自分を鼓舞する曲をかけるのだ。

最近はもっぱらコレ。



大概、この曲を脳内でかけると元気が出て、なにくそっ!と踏ん張れる。

むしろパワーが出るくらいだ。

しかし、しかし、この山には歯が経たなかった。

冒頭5秒でフェードアウトしてしまったのだ。

恐ろしい、トレイル。

恐ろしい、キタタン。


奥の手さえも封じられ、なす術もない。

休んでは一歩、休んでは一歩を繰り返すしか無かった。

そんな苦しみの中から疑問が出てくる。

通常、登山というものは、一日ひとつの山を楽しむものだ。

ゆっくりと登り、休みながら景色を楽しみ、鳥たちのさえずり、小川のせせらぎなんかで心を洗い流し、山頂でおにぎりと卵焼きなんかを頬張る。

山頂から遠くの山々、そして人間のちっぽけさなんかも感じ取ったりして、荘厳な気持ちでこれまたゆっくりと下山して、家で今日あった出来事を思い出したりする。

それが、なんだ、せわしなく登って降りて、水をガブガブのんで、汗をドバドバかいて、そしてまた別の山に登ってヒイヒイ言っている。

一日に二つの山を登るなんてどうかしてる。

そんなことをブツブツ考え始めたとき、目標であった姫次というところに辿り着いた。

しばらくしてアレキさんも到着した。

先ほどよりは調子が良くなっていたようだった。

目標に到着すると先ほどの苦しさを半分忘れ出していた。

単純なものだ。


姫次で程よく休んでそろそろ出発、「あとは下るだけ、もう登ることはないよ」とアレキさんは言った。

ホッと一安心、何分くらいかとたずねると50分くらいとのこと。

それでも下りで50分はかなり辛い。

しかも走って50分だ。

僕の脚はもう限界に近い状態だったので歩いて進んでもらうことにした。

下りに入ってアレキさんは復活していた。さすがだ。

時より軽く走ったりして余裕が見えていた。

腿がプルプル小刻みに震えていた僕には付いていくことすらできなかった。

それでもなんとか1時間半か2時間かけて下山。

もう陽は暮れかかっている。

敢闘を称えあって飲んだコーラはヤッパリ美味かった。



トータルタイムは11時間弱。

これは僕にとってスゴイことだ。11時間近くも外で身体を動かし続けていたことになるからだ(無論休憩はしていたけど)。

今度参加する秩父ウルトラの制限時間は12時間。

完走できるとしたらほぼその時間を使うと思っているから、今回11時間動けたコトは大きな自信に繋がった。

この経験が生かせるといい。

いや、生かせるだろう、きっと。



今回、ご一緒させていただいたアレキさん、ありがとうございました。

道中いろいろ親切にしていただいて大変感謝です。

とてもイイ経験をさせてもらいました。そして楽しかったです。

また、機会がありましたら宜しくお願いいたします。



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