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秩父ウルトラ第3夜 [ウルトラマラソン]

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20kmを過ぎた。

膝に不安があるが、今のところ致命的な問題点は見当たらない。

まあ、冷静に考えればキロ7分弱で20kmを走っているだけだから、特別何かキツイことをしているワケではない。LSDをしているようなモンである。

よーく考えれれば、これをあと3回続けるのだ。

3回か…。

3回か。

判っているけど、実際想像がつかない。

なにせこちらは42.195km以上走ったことが無いのだから。

考えても仕方ない。

無理なく行くだけだ。




この21~30km間は楽しみがある。

おにぎりマークの付いているエイドがあるのだ。

おにぎりマークは食事が出来ることを意味している。

とっても楽しみなのだ。

他のウルトラレースのレポなどを読む限り、いろんな食べ物が出てくるようで、それを文字通りに糧にして過酷なウルトラを頑張って走った、みたいなコトもよく書かれている。

うーん、なんだろ?

うどんかな?おにぎりかな?

豚汁なんかもイイよね。

コーラとかもあるんだろうか?

フルーツ缶詰なんかあるとイイよなあ!

膝の不安が多少増しはじめていたが、食事のことを考えると結構頑張れるもの。

28km過ぎのエイドを目指し黙々と走る。

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目的のエイドに到着だ!わーい、わーい!

エイド、エイド!

さてさて、何があるのかな?

えーと、右から水、スポドリ(アサヒH2O)、レモン、薄皮ミニあんぱん、塩飴。

えーと、右から水、スポドリ(アサヒH2O)、レモン、薄皮ミニあんぱん、塩飴。



ん、もう一度確認と。

えーと、右から水、スポドリ(アサヒH2O)、レモン、薄皮ミニあんぱん、塩飴。



あ、あれ?

これだけ?

他に何かあるのでは?と周りをよく見回す。







いいニオイがしているのでは、と鼻を働かせても公衆トイレが目の前にあるだけだ。



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お、おう。

驚いた様子を悟られないように、薄皮ミニあんぱんを食す。

いつもならかなり好きなパンなんだけど、裏切られた感でなんだかムカつく味のような気がした。

そんなに食べたくなかったけど、HNがアンコニーだしね。

とりあえずもう一個。

レモンをどうしようかと思ったけど、周りの人が絞ってスポドリに入れていたので同じようにマネする。

これは、なかなかイイ。

以降レモンがあるエイドでは必ず行うことに。

かなり悲しい気分でエイドを後にした。



このエイドのちょっと前でこーちさんに追いつかれた。

こーちさんは全く疲れた様子も無く、まだまだ行けそうな感じ。

まったくタフな漢だぜ。

ここを最後に僕はこーちさんに追いつくことは無かった。


21~30kmのラップ。
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この区間、予定ではキロ7分20秒で走ればよいことになっている。

また、ペースアップ気味ではあるが、無理したスピードではないし、良い貯金ができたと思うことに。





さてさて30kmを過ぎ、多少疲れが出てきた。

空気は乾燥しているけど、直射日光は結構厳しい。

腕に触れてみるとなんだかザラザラしている。

汗の塩分が結晶化したらしい。これはアクアラインマラソンのときにも体験した。

日差しが体力をすこしずつ、奪っている。

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秩父・長瀞らしい情景。川下りを楽しんでいる人も手を振って応援してくれてる。

結構疲れてきているけど、こういう応援にまた気力が湧く。

しかし、段々とその湧いている時間も短くなってきていた。

そんな時、奇跡が起きた!

「びーぼよりうまいのびーぼだけ」と口から謎の呪文が自然と飛び出してきたのだ。

元ネタは「VIVOより美味いのはVIVOだけ」だろう。

…ご存知の方はいらっしゃるだろうか。あえて割愛させていただく。(知らない方はググッてみて!)

本当にウソでも何でもなく、マジでこの台詞が無意識に口から飛び出してきたのである。

「びーぼよりうまいのびーぼだけ」

これがラップの曲みたいに口ずさみながら走ると、すごく楽に走れてしまうのだ。

まあ、ラップというよりも『8時だよ全員集合』の早口言葉のコーナーの歌みたいな感じといえば良いだろうか(若い人は知らないでしょうね、これもググッて!)。

苦しくなってきた身体が自己防衛の為に編み出した自分を鼓舞するビート。

「びーぼよりうまいのびーぼだけ」

恐らく呼吸のタイミング、腕振り、脚を出す速度、これらがこの台詞と絶妙にシンクロしたのであろう。

サブ4ペースではかえって走りづらくなると思われる。

まさにウルトラの為の究極の呼吸法。

美木良介のロングブレスよりも今は使える!


「びーぼよりうまいのびーぼだけ」

「びーぼよりうまいのびーぼだけ」

「びーぼよりうまいのびーぼだけ」…

この台詞を吐きながら黙々と走り続ける。

そんな中、また元気を貰える人と出会えた。

なんだか遠くからカメラを撮っている人物がいる。

ん、オールスポーツの人の割にはカメラ小さいし…なんて思っていたらK12R2さんだった。

約束どおり、応援に駆けつけてくれたのだ!

感激!!うれしいなあ!

今後も各ポイントに出没してくれるとのことで、なんだか逆に身の引き締まる思いとなった。

「いいかげんな走りはできないぞ」と。

パワーをもらい、R2さんとは雑談した後、一旦お別れ。

まったく大した漢だぜ!



この31~40km区間でもイベントがある。

38kmを過ぎたあたりに第一関門があるのだ。

ややペースダウンしたものの、当初の予定よりは貯金ができており関門突破は達成できそう。

それにVIVOパワーとR2さんパワーのおかげで少し回復もしたようである。


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きっちり第一関門は突破。関門時間の1時間以上前に着くことができた。膝次第ではダメかもと思っていたので素直にウレシイ。


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やっとここで、梅のおにぎりに出会う。これまた素直にウレシイ。


この後45~50kmでは最大の坂がその行く手を阻むはずだから、と3分以上十分に休憩をさせてもらい関門を後にした。

第一関門を後にしてまもなく、マルさんの旦那さんに追いつく、というより旦那さんは歩いていた。

旦那さんの実力ならもっと速いハズ。表情もキツく無さそうだし何かあったんだろうか、飽きちゃったのかなとも思ったが言葉にはせず、先に行かせてもらうことに。


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踏切を渡り、


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橋を渡り、


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40kmを通過。


31~40kmのラップ。
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今後ガクッと落ちることは十分考えられるが、貯金も少しあるし、今のところよく頑張っているゾ。



40kmを通過し、疲れがごまかし切れなくなってきているようだ。

頑張って今までとさほど変わらないペースで走っているつもりでも、ガーミンを見るとかなり遅くなってきていた。

確実に走力、体力、精神力をガリガリ削られはじめているようだ。マズイ。

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ジェルなんかも投入したり、VIVOを奏でたりしながら何とかその削りに激しく対抗。


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そうこうしているうちに、遂にこの時がきた。42.195kmを越え、未知の距離を体験する時が来たのだ!

うおおおおーっ、怖えーよ。どうなるんだよ。大丈夫かよ。

そんな心配をあざ笑うかのように、最大の峠が手ぐすねひいて立ちはだかるのだった。



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